今回は好きな音楽について、書いてみたいと思います。

皆さんは「ビートルズ」をご存知でしょうか?詳しく知らなくても、「イエスタデイ」「レット・イット・ビー」くらいは聞いたことがあると思います。また、先ごろ開催されたロンドンオリンピックの開会式で「ヘイ・ジュード」を70歳にして原曲のキー(!!)でシャウトしたポール・マッカートニーの雄姿をご覧になった方もいると思います。この半世紀近く前に解散したグループが、今なお世界中を「虜」にしているのです。私もそのうちの一人です。CDはもちろん全てそろえてありますが、書籍も0012

ごらんのようにパッと出しただけでも、20冊くらいありました。誰が、どの曲で、どの楽器を担当していたか、またギターはなんという種類のギターで演奏したのか。そういった非常に細かいところまで調査されていて、そういったことを知ることも楽しみの一つなのです。ですが、本当に楽しいのは、彼らの音楽を聴くことです!数年前にモノラル(左右のスピーカーから同じ音が出る)BOXというものが発売になったのですが002、(現在単品で売られているCDはステレオ盤)これは彼らが活動していた時代は音楽は主にモノラルのラジオで聞くものであり、また家庭にあるレコード・プレイヤーもモノラルが主流であったため、ミックス(音のバランスを調整する作業)もモノラルに力を入れて、ステレオは適当にやっていた。なので当時の彼らの意図した本当のサウンドはモノラルである。というのが、一応の主張ですが、マニアックな商品なのは間違いありません。私も家には安物のCDプレーヤーしかないのに、買ってしまい、同じCDをステレオとモノラルの2枚持っている状況に・・・。

そんな私が、ビートルズをまだ聞いたことがないという方にお勧めしたいのが、004「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」という水野晴郎先生のハイセンスな邦題がついた、オリジナル・アルバムです。初期の作品ですが、初にして唯一の全曲「レノン=マッカートニー」作詞・作曲の作品。世界的な成功をまだ楽しんでいるような、非常に活気あふれた内容なのです。この後、彼らはあまりの忙しさに疲れていき、暗めの曲も書くようになるのです。ビートルズが活き活きとしていた瞬間を捉えた、名盤ですのでぜひご一聴してみて下さい。