今年の2月有休休暇をいただき家族で北陸に行きました。鶴川駅から大宮経由で北陸新幹線かがやきに乗り目的地一つ目の富山に向かいました。北陸地方は前日まで凄い豪雪で心配されましたが、富山駅周辺雪は降ってはおらず、道路は除雪されていて道路脇に
雪が山になってはいましたが、たいしたことではなかったです。


路面電車に乗り、最初におとずれたのは富山市ガラス美術館です。2015年にオープンした隈研吾設計の建物です。
外装、内装とも隈研吾らしい設計です。内部で使われている木板のルーバー材は富山県産の杉材です。
いろいろな大きさの板材を自由奔放にいろいろなピッチで設置しています。多少すかすか感がありますが、全体としてはまとまった心地よい空間となっていると思いました。木造の建物文化の日本ですが、旧来の木の使われ方でない新しい木の表現となっていると思いました。

富山市ガラス美術館

ガラス美術館に展示されているガラスの美術作品

 

 

美術館でガラスでできた作品を鑑賞し、富山駅で名物の白エビ丼とホタルイカを食べ、在来線で金沢に向いました。

白エビ丼とホタルイカの沖漬け

金沢では全国的に有名な二つ公共建築物に行きました。一つ目は株式会社環境デザイン研究所 仙田満 設計の石川県立図書館です。
年間の入館者数は100万人を超えており全国の都道府県立図書館で最多です。なにしろ図書館全体の空間が素晴らしい。また細部にまでにこだわりが感じられる。蔵書がたくさんあり来館者の興味をそそるレイアウトも工夫されており本が主役という感じだ、本を読むスペースもくつろいで読めるスペースや一人集中して読めるスペース、こどもが自由に読めるスペース等いろいろな場所がありました。こんな場所が無料で自由に使える地元の人がうらやましいと思いました。
もう一つはSANAA(妹島 和世、西沢 立衛)設計の金沢21世紀美術館です。現代美術収蔵の美術館で、こちらも年間の入館者数は180万人を超えて、全国で3位 名立たる東京の美術館とかたを並べています。(全国で1位になったこともあります。)美術館は市民に対して開かれたものになっており廻りの公園の中に作品が点在しています。美術館自体も円形の平面を基調としたシンプルなデザインで作品となっています。地震の影響で休館していたが、見事に復旧しておりました。2つの個性的な建物は地方の活性化に大いに貢献していると思いました。

金沢駅前

  

石川県立図書館金沢21世紀美術館

夜、金沢21世紀美術館近くで金沢おでんをたべました。具材が独特で美味しかったです。

兼六園に行きました。学生の時以来であった、枝を雪から守るための雪吊は見応えがありました。
数日前に降った雪の影響か池の水は凍っていました。

 

 

金沢で泊まったシエアホテル KUMU
リーズナブルな価格でおしゃれなホテルでした。

近江町市場で食事、のどぐろ丼、海鮮丼がおいしかった

ひがし茶屋街

鈴木大拙館、谷口吉郎・吉生記念金沢建築館 最終日に行きました。 共に谷口吉生の設計です。

谷口吉郎・吉生記念金沢建築館

鈴木大拙館

冬の金沢は食べ物も美味しく、わりと近場でいろいろなところへ行くことができ,すごくよかったです。

私が今回の旅行で一番印象に残っていることは金沢21世紀美術館で光 と 空間 を題材とした作品を制作しているジェームズ・タレルの作品 Blue Planet Skyを体感したことです。
部屋の天井は正方形に切り取られたおり、刻刻と変わる空の変化、季節を感じることができる作品です。午前、夕方、夜と体感をしに行きました。

 

今度は復興支援も兼ねて能登、輪島のほうに行ってみたいと思います。