またまた「折り紙」の話です。以前のキタちゃん通信で「折り紙 悪魔」量産計画をたてましたが…やはり頓挫しています。折っているのは楽しいのですが、せっかく完成すると子供らが1体また1体と持っていってしまうのです。さんざん「折り紙なんて」と、ひやかしていたくせに、欲しいなら自分で折ればいいのに…。そんなこんなで、数体の悪魔を作っただけで終了。結局残っているのは、前回紹介したスタディモデルの様な2体だけという状態。あとは、折りかけが2体分。ということで今回は折りかけの悪魔を解説します。

017022写真にあるのが折りかけです。工程としてちょうど半分というところでしょうか。私は古い折り方が好きなので、この状態が半分になってしまうのです。折りかけで一息いれたくなる気持ちが解っていただけるでしょうか。要するに、最初に必要な折り筋を全てつけて、一度四角に戻して、まとめ直すという折り方です。

0305でも、この折り方だと折り筋をつけたくない場所は折らないという事が可能なので、この折り方がいいです。特におなかの部分は切れやすくなってしまうので、あえて折らない箇所は割と重要だと思っています。デメリットは、やはり耳の折り出しです。四角い紙の中ほどから折り出してくるので、面倒なのです。

042もう少し折り進めるとこんな状態に。ここでようやく要素が見えてきます。ここから先は折る場所をちょっとずらしたり、曲げたりすると悪魔に表情がでてきます。折り紙ならではの表現です。初期に発表された悪魔の折り図でも最後はざっくりしていて、折る人の好みで完成させてみましょうというニュアンスになっています。この辺も私が悪魔が好きなところなのかもしれません。

06次回はちゃんと量産できますでしょうか?