平成26年2月24日に引き渡しが完了しました。
写真上 外観東側
写真中 外観中庭側
写真下 外観北側
写真上 1F教室(1)
写真中 1F教室(2)
写真下 2F教室
写真上 1F昇降口
写真中 1F南側渡り廊下
写真下 3Fオープンスペース
写真上 2F屋上
写真中 3F屋上
写真下 RF屋上
中庭の外構工事が終わりました。転圧された砕石の上に砂を敷き、転圧をしていきます。(写真上)
その上には防塵・凍結防止材を散布します。(写真中)
そして周りの花壇にはナツツバキ、サザンカ等の植木を植えていきます。(写真下)
各部屋の床が仕上がってきました。
各便所(写真上)、北側渡り廊下2・3F(写真中)は長尺塩ビシートを貼り付けました。
1~4Fの教室、オープンスペースではフローリングを貼り付けました。(写真下)
外構工事が始まりました。
(写真上)初めに南側を掘削し、パーゴラの基礎を打設しました。
(写真中)打設後は砕石を敷き、転圧しました。そして配筋し型枠を建て込み、タイル舗装の下地コンクリートを打設しました。
(写真下)中庭側ではU字溝を設置し、インターロッキングブロックを敷き込みました。
南側渡り廊下の屋上にてウッドデッキ工事を行いました。
(写真上)床に定められた間隔でアンカーを打ち込み、根太を組みます。
(写真中)根太が組み完了後、上板を敷き込み、ビスで止めていきます。
(写真下)完成です。
今後、同様に増築校舎棟2・3Fの屋上もウッドデッキを敷き込みます。
2、3Fのルーフバルコニーをビバソイルシステムという工法で屋上緑化しました。
まず耐根シートを敷き込みます(写真上)
耐根シートを敷き込むことにより、草木の根が建物内に侵入するのを防ぎます。
耐根シートの上にはプライムボードを敷き込み、FDフィルターを張り付け、DOパイプを設置します(写真中)
プライムボードは貯水と排水の機能を備えた基盤材です。
FDフィルターは土壌中の水分を排出し、土壌流出を防ぐ合成繊維不織布フィルターです。
DOパイプとは溶存酸素能力を持つホワイトローム(黒曜石パーライト)を筒状にした酸素管です。 外気と排水層をつなぎ樹木の根に酸素を供給する役割を果たします。そして、その上にビバソイル(湿性多孔質人工土壌)を入れていきます(写真下)
ビバイルは、湿性多孔質鉱物に、有機養分をはじめ、植物の育成に必要な成分がプレミックスされています。その構造は、無数の孔隙が連通しており、植物に必要な有効水分を多量かつ長期間保持します。
屋上の庇を密着工法でウレタン防水しました。
ウレタン防水は液体状のウレタン樹脂を塗りつけて、塗布した材料が化学反応を起こして硬化してできたゴム状で弾性のある一体性のある防水膜をつくります。 密着工法ではウレタン防水を塗布した後(写真上)
補強布を張り付け、さらにウレタン放水材を塗りつけて所定の厚さに仕上げます(写真中)
最後にトップコートを塗布して仕上げます(写真下)
屋上をBANKS工法でアスファルト防水しました。
第1層目に上面にアスファルトコンパウンドをコーティングしたルーフィングを下地に貼ります。そしてこの上面をバーナーで炙りながらアスファルトコンパウンドを溶かし2層目のルーフィングを貼り付けます(写真上)
立上り部分には2層目の上に砂付改質アスファルトルーフィングを貼り付けます(写真中)
平ら部分には2層目の上にポリスチレンフォーム断熱材を専用接着剤で固定します(写真下)
そしてこの上に押さえコンクリートを打設し仕上げます。
BANKS工法は溶接アスファルトを使用した熱工法と同等の水密性を保ちながら、溶接釜などの大掛かりな施工器具を必要としないので、溶接釜の揚重が困難な屋上やアスファルト臭を出したくない密集地での施工に適しています。
消火水槽の中をエクセルテックス301工法で塗膜防水しました。
エクセルテックス工法では有害物を一切含まない環境対応型のポリマーセメント系塗膜防水材を使用します。
写真上はプライマーを塗布している状況です。プライマーとは既設面と防水剤を接着させる役割があります。
写真真ん中はエクセルテックス防水材を塗布している状況です。下塗りと上塗りで2回塗布していきます。
写真下はETコート#600を塗布している状況です。ETコート#600とは薄塗りタイプのポリマーセメントモルタルで仕上げ材になっています。
工法には大きく分けると100シリーズ、300シリーズ、500シリーズがあります。
100シリーズでは屋外に適しており、300・500シリーズでは水槽類や地下などに適しています。
内装工事が進む中、外壁の仕上げ工事にはいりました。今回外壁の仕上げにはセラミクリーンを使用しました。
セラミクリーンとは単層弾性塗材で、従来のものに比べて耐久性が高く、長い間綺麗な外観を維持することができます。
写真上は下塗りの状況です。
シーラーといわれる塗料の密着性向上と吸い込み防止の為の塗料を塗布します。
塗布する際には下地面がしっかり乾燥していることを確認します。
写真真ん中は主材塗りの状況です。
主材塗りは2回行います。1回目を基層塗り、2回目を模様塗りと呼びます。
写真下は仕上げの施工状況です。
ウールローラと呼ばれる塗装用具を使用します。ウールローラを使用するとにより塗料が均一に塗られ、塗布後も既存の模様がそのまま残ります。
南側渡り廊下で耐火被覆を行いました。
耐火被覆とは鉄骨造の骨組を火炎の熱から守るために、耐火・断熱性の高い材料で骨組を被覆することをいいます。
左の写真は「マキベエ」を取付けた状況です。
マキベエとは巻き付けタイプの耐火被覆材で、表面には着色不織布を施しており、耐火材には耐熱ロックウールを使用しています。
今回は、これを躯体との隙間があるところに専用固定ピンを溶接し、取付けていきました。
真ん中の写真は耐火材の吹付け状況です。
セメントとロックウールを混ぜ合わせたものを吹付けていきます。
吹き付け完了後は所定の場所にピンを植えつけ、厚さを確認していきます。
※マキベエは、ニチアス(株)の登録商標です。
ウレタン吹き付け後に耐火壁を組み立てていきます。
軽量鉄骨を組立て、そこにボードを貼り付けます。そして中にグラスウールを充填することにより遮音性能をもたせます。
サッシを取付たあとに額縁を取り付けます(写真上)
そして発泡ウレタンを吹き付けていきます(写真中)
発泡ウレタンとは、ウレタン樹脂に発砲剤を加えて発泡させてつくった断熱材のことをいいます。発砲ウレタンを吹き付けた後は火気厳禁表示をし、ピンをさして所定の厚みがあるか確認していきます(写真下)
南側渡り廊下同様鉄骨を建て込み、ボルトで締め付けていきます(写真上)
そしてデッキを敷き込み、焼抜き栓溶接という方法でデッキを鉄骨に溶接していきます。 焼抜き栓溶接とは、デッキにアークと呼ばれる高電流を発生させ、その熱を利用し鉄骨とデッキを溶着させる方法のことをいいます(写真中)
溶接が完了した後はワイヤーメッシュを配筋し、型枠を建て込みコンクリート打設に備えます(写真下)
南側渡り廊下の外壁に押出成形セメント板を建て込みます。
押出成形セメント板とは、無機質繊維、混和剤を混錬し中空を有する形に押し出し成形したものを高温高圧蒸気養生した板のことを言います。
押出成形セメント板は、中空構造の為耐震性が高く遮音性能に優れています。
4F躯体RF床を打設し上棟しました。
そしてペントハウス、機械台の基礎を打設し増築校舎棟における全てのコンクリート打設を終えます。
躯体工事が進むなか、1Fでは内装工事が入ってきました。搬入されたサッシの部品を設置場所で組み立てていきます(写真上)
組み立て終え設置位置が決まったサッシを溶接して取り付けていきます(写真中)
取り付け終えたサッシと躯体にできた隙間をモルタルで埋めていきます(写真下)
この後は額縁を取りつけ、断熱材吹き付け等仕上げ工事を進めていきます。
工場で制作された鉄骨の製品検査を行いました(写真上)
そして製品検査を終えたものを現場に運び建て込んでいきます(写真中)
建て方を終え、鉄骨の継ぎ手になる箇所をボルトで締め付けていきます。ボルトの締め付けは一次締め→マーキング→本締めの順に行います。本締め完了後には一次締めの際につけたマーキングがずれ、ボルトの先についているピンテールというものが破断したのを確認します。そうすることにより、しっかりとボルトで固定されたことを確認します。ボルトの締め付けが終わった後はデッキを敷き込みます(写真下)そしてワイヤーメッシュを配筋し、コンクリート打設に備えます。
1FL床コンクリート打設後は、1F柱・壁配筋をし、型枠を建て込んでいきました。(写真上)そして、2FL梁・スラブ配筋を行い(写真中)コンクリートを打設しました。(写真下)
埋め戻し後、1F床型枠を建て込み、配筋をし、コンクリートを打設しました。今回の打設でも校舎棟1工区と2工区と2回に分けて打設しました。
基礎コンクリートを打設し、一部埋め戻しを行いました。重機(バックホー)で土をいれ、30㎝間隔でタンピングランマーで転圧をしました。そして砕石を敷き、プレートランマーで転圧し、ポリエチレンシート、断熱材を敷きこんでいきました。
基礎配筋を終え型枠を建てこみ、基礎コンクリートを打設しました。今回のコンクリート打設ではポンプ車2台で打設しました。打設中には、打設数量が多いこともあり特に打ち継ぎ時間に注意しました。打設後は型枠を解体し、埋め戻しに備えます。
捨てコンクリート打設した次の日に墨出しを行いました。墨出しは基礎の位置をコンクリートの上に書くことです。それに合わせて杭頭補強筋を溶接します(写真上)。今回の杭頭補強筋には「NewJ-BAR」を使用しました。NewJ-BARを使用することにより従来のものと比べ、高い炭素当量に伴う熱影響部の延性低下、補強筋の本数を大幅減少させ、配筋施工の向上、溶接工事期間の大幅な短縮がなされました。そして杭頭補強筋溶接を終え、基礎配筋をしていきました。
本杭打設が完了したところから土を掘削し残土の搬出作業を行いました。その都度杭の設置深さを計測し、掘削の深さが各所で異なるので掘削レベルを確認しながら作業を進めていきました。今回の工事では増築校舎棟を第1工区と第2工区に分け、第1工区の方から捨てコンクリートを打設していきました。
本杭打設にSTJ工法を用いました。
STJ工法では、先端部に噴射孔をもつSTJビットを取り付けたスパイラルオーガをあらかじめ杭の中空部に挿入して建て込んでいきます。
STJビットが所定の深さまで達した後に、根固め液(セメントミルク)を噴射し土中に球根状に根固めを築造します。そして球根の中に注入された根固め液が硬化し、杭本体と一体化させ、杭支持力を発現させます。
北側渡り廊下の柱に「ハイベース・エコ工法」を用いました。
ハイベース・エコ工法では柱の形に合わせて架台を取り付け、建てアングルとエコフレームを接合し、それらをアンカーボルトで組込みました。
そしてベース、柱、梁を配筋し、型枠を建て込み、基礎コンクリートを打設していきます。
工事エリアと前面道路に高低差があり、工事車輌が出入りする為に、バックホー0.7㎥を2台使用し搬入路を造っていきます。約6.7mの高低差を解消する為に、長さ約46mのスロープになります。(写真上)
高低差がある為、土砂の流出を防ぐH鋼を打設し、矢板を入れて山留工事を行います。(写真中)
大型車輌の通行に耐えられる様に砕石を厚さ200mm敷き込み路盤を造り、厚さ100mmの基層と50mmの表層のアスファル舗装構成としました。(写真下)
写真上
工事車輌が道路から敷地に乗り入れる為に既存の歩車道境界ブロックとアスファルト舗装を撤去し、乗り入れ用の縁石に交換と表層の打ち替えをします。
写真中央
大型車輌が通行しても大丈夫なように、厚さ250mmコンクリートを打設しました。
写真下
車道からの段差が解消され、工事車輌の乗り入れが楽にできる様になりました。
着工前の様子です。この状態から工事が始まっていきます。まずは車輌を場内に通すための歩道切下げ工事から始まります。