連休を間近に迎えると、ソワソワし始める。
釣友からのLINEスタンプがその気持ちに拍車をかける。

そろそろいくか…。

いつも通り、明け方前からの道志みちを山中湖へ向かう。
もちろん車中のBGMはイニシャルD  “SPACE BOY” だ。
日の出前の富士山は、裾部を恥ずかしそうに湖面からの蒸気で包みこんでいる。
やがて日の出と共に徐々にその雄大な姿を現す。


新しい一日の始まり。
そして、いざ出陣。向かうは河口湖である。

 

私の趣味の一つはヘラブナ釣りです。野釣りを専門としており、管理釣り場(釣り堀)へ赴いたり、ボート釣りはあまり行いません。
足裏でしっかり地を感じながら、湖面に立ちこんで自然の魚に挑みます。

一年を通しての釣行は、震生湖(秦野市)を主としながら各所へ訪れますが、特に河口湖はお気に入りの場所です。
観光地らしく賑わう一面と、奥河口湖へ行けば新緑豊かな閑静な一面があり、なにより多方面から富士山が眺められます。

河口湖はクリアレイクが特徴で、アングラ-は、ブラックバスを主に、マス、鯉、そしていぶし銀のヘラブナをジャンルとします。
ヘラブナは臆病なので、産卵時期以外では、オンショア(向かい風)で湖岸からの濁りが入らないと近寄ってきません。
ベタ凪でも、観光船やジェットスキ-、バスボ-トの波で湖面は動きますが、
一番の好条件は悪天候なのです。

ポイントは数多くあります。以下一部抜粋です。


通称:ロイヤルワンド


ロイヤルワンドより河口湖大橋


通称:浅川(ホテル吟景前)


真如苑前からの笠雲


通称:ハワイ


通称:大石公園


通称:西湖落とし
※6月頃から水路を通して西湖の水が河口湖へ流れこみます。


通称:西湖落としその②

通称:長崎
※オンショアで湖面が濁っています。
いい傾向です。


通称:奥川
※雨天でありますが台風の翌日で濁りが入っています。
大チャンスです。
そうすると…..



運が良ければこの体高の高い小顔の美人さん(河口湖の座布団へら)に会えます。
大きいもので50CMを超えます。

その他、お目当ての魚が釣れないときも浮きを動かし、期待を持たせてくれる
魚たちです。


ブル-ギル


ニゴイ(通称:に-ちゃん)
※これがなかなか引くので退屈しません。


マルタウグイ



最後に釣友の釣果。
目的の釣果でないのに何でそんなにうれしそうなの!?
でもやっぱり大きいのはいいよね。

 

実は昨年12回河口湖に通いましたが、釣れたヘラブナは先ほどの1枚だけでした。
やはり釣りは釣れないから面白い!!
それでもここに足を運ぶのは、やはりクリアレイクに立ちこんで、雄大な富士山に向かって長竿を振込み、
いつか出会えるだろう50CMオーバ-の座布団を釣り上げる事を夢見ているからです。

 

 

それでは最後に…


ビッケは3才になりました。