五重塔は仏塔の形式の一つ。層塔と呼ばれる楼閣形式の仏塔のうち、五重の屋根を持つものを指す。下から地(基礎)、水(塔身)、火(笠)、風(請花)、空(宝珠)からなるもので、それぞれが5つの世界(五大思想)を示し、仏教的な宇宙観を表している。

約19年前、1/5スケール模型五重塔の振動実験があり、阪神・淡路大震災の震度に相当するマグニチュード7.3、震度6強(激震)の振動を与えたものでしたが、崩さずに耐えきりました。YouTubeで五重塔 構造で検索すると模型製作と振動実験が見れます。

建造物の中央の軸として吊り下げられた心柱は、地震の揺れを軽減し、五重の塔もスカイツリーもこの揺れ違いで、全体の揺れを補って消し合ってます。

日本の大工たちの試行錯誤の結果、庇を幅広で重いものにし、日本の土地柄に合った建築法が編み出されました。昔の大工さんすごい。

五重塔の内部は、公開される事が限定的で写真撮影が禁止されている事が多く、いつか機会があれば内部を見てみたいと思います。