【地縄確認】
地縄とは設計図を元に建物の位置を実際の敷地に原寸で縄などを用いて表します。
【地鎮祭】
工事が始まるにあたって、工事の無事を祈願するための儀式です。
いよいよ工事が始まります。
【杭工事】
(場所打ちコンクリート杭)
本工法は、ドリリングバケットを回転させて地盤を掘削しバケット内部に収納された土砂を地上に排出する方法で掘削を行う。
孔壁は、表層部では表層ケーシング(1700Φ程の5mの鉄の筒)を用い、それ以深は安定液で保護する。
掘削完了後、所定の形状に製作された鉄筋籠を孔内に建込み、トレミーを使用し杭底部からコンクリートを打ち込むことにより杭を築造します。
【タワークレーン】
高いビルや大きな建物をつくるときには資材を揚重するために揚重機が必要となります。今回は敷地に余地がなく、全面道路に揚重機を配置するのが困難なため、建物内にタワ-クレ-ンを配置する計画となりました。建物が高くなるにつれてタワークレーンも高さを上げることができるため、建物が高くなればなるほど活躍していきます。建設現場の中で組み立てて使うため、移動式の大型重機と比べて、建設現場への入退場や待機場所などを気にする必要もありません。
【根伐工事】
根切りとは、建物の基礎工事のために地面を掘削する工事です。
主に、基礎部分やピットをつくるために行われます。
具体的にはバックホーのような重機を使用して掘削を行いますが、大量の残土が発生してしまいます。
広い土地であれば残土は埋戻し土として一部ストックできますが、敷地に余地が無いため、今回はダンプカーで全ての残土を搬出しました。
【鉄筋工事】
鉄筋工事とは、建築物の骨組みとなる鉄筋を作る工事であり、設計図に沿って鉄筋を組み上げていく点が特徴です。
鉄筋は建築物の耐久性に大きな影響を与えるため、正確かつ慎重に工事を行う必要があります。
【耐圧版コンクリート打設】
耐圧版は、建物の重さを支える役割を持つ床のことをいいます。
建物の底全体で荷重を受ければ均等に力が加わって建物が沈みにくいため重要になります。
【スラブ張り】
水平面のコンクリート板に仕上げる必要があり、型枠工事においても水平なコンクリートの板になるように型枠を設置していくことが求められます
底面のたわみを防ぐために型枠工事のスラブ張りでは、大量のパイプを横に並べて、その上に型枠材の板を張ります。
【スラブ配筋】
スラブ配筋には、主筋と配力筋があります。どちらも荷重に抵抗する鉄筋ですが、主筋の方が主体となって力を伝えます。
【型枠工事】
型枠工事とは、コンクリートを使用する建築工事の際に必要な手順のひとつで、建造物の骨組みを鉄筋や鉄骨で作り、周りをパネル板で囲って中にコンクリートを流し込んで成形する為の型を作り組み立てる事です。
【スタイロフォーム貼り】
発泡ポリスチレンフォームの断熱材の一種です。室内空間の温度を一定に保つため、外からの温度の影響を減らすために用いられます。
【中間検査】
中間検査とは、所定の建築物を対象に、特定工程後に行う検査です。特定工程の後、必ず中間検査を実施します。
中間検査に合格しなければ、次の工程に進むことができません。
工事完了時では基礎や柱などの構造部分は隠れてしまうため、工事の中間時点で構造部分を検査して建築基準に適合しているかを検査します。
【逆梁工法】
逆梁工法では、コンクリートスラブは梁の下側に設置されます。梁の上にスラブが載っているのではなく、梁がスラブを吊り下げています。
そのため天井はフラットになり、窓も天井近くまで高くすることが可能になります。
逆梁工法は、梁が床スラブから突き出る形になりますが、この突き出た梁の上に上階の床板で蓋をすることで二重床として
床下を収納スペースや配管スペースとして利用することも出来ます。
本作業所は今回配管ピットとして使用します。
【発砲ウレタン】
発砲ウレタンは複雑な形状や狭い場所にも容易に適用できるため、気密性や断熱性を高めるのに適しているのが特徴です。
吹付後、設計厚さを調べる為に専用のピンを刺して確認します。
厚みが不足している部分があれば再度吹付を行い、品質を確保します。
【高圧洗浄】
タイルの剥落の大きな原因が、平滑なコンクリート躯体にタイルをそのまま直貼りする現在の工法にあると言われており
改善するするためコンクリート表面に下地処理を施す、目荒らしすることでタイルの接着力を高め、タイルの剥落を防止しようとするものです。
工法には、以前はカップサンダーによるものが多かったのですが、手間や環境問題等が指摘されて現在は超高圧水によるものが主流となっています。
【ボード貼り】
軽量下地に石膏ボードをビスで止めています。石膏ボードは防火性に優れています。
【タイル工事】
タイルの剥落を防止する為に高圧洗浄をして下地補修をしていきます。
本作業所ではスーパーベースという下地調整塗材を使用しています。
モルタルのようなドライアウトや凍結の心配がなく躯体との高い密着性能により安全な下地を作る事ができます。
タイル貼りの工法はビブラート工法というもので、振動を与え接着剤とタイルを 密着させます。
【タイル引張試験】
タイル引張試験は、抜き取りによる部分調査が一般的で、壁面に対して垂直方向にタイルを引っ張って接着の強さを測定します。
タイル引張試験は施工したタイルの剥離や剥落がないよう、施工後のタイル引張試験を実施し、規定値以上の力に耐えることができるかを確認します。
規定値以上の引張力に耐えることを確認することで、タイルの剥離、剥落による事故を防ぎます。
【防水工事】
パラテックスは、耐水性、接着性、耐候性、耐薬品性など、総合的耐久性に優れた強靭な防水材を使用し水の侵入を防ぎます。