夏、妻の実家に行った。その帰り、時間に余裕があったので、兵庫県三田市の県立有馬富士公園にある,新宮晋の風のミュージアムに立ち寄った。

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風や水で動く彫刻で世界的に有名な新宮晋の作品が公園内の芝生広場に多数展示されている所である。

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JR福知山線の三田という駅からバスで十分位のところで、のどかな里山のなかに存在している。今年6月にオープンしたばかりで、認知度がないのか、公園内に入っても2,3人のひとしかいなかった。

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新宮晋の作品は学生時代、風によって優雅で、繊細で、ダイナミックな動きをみせる彫刻をテレビで見て好きになり、注目していた。箱根彫刻の森美術館にもいき、8㎜フイルムで「終わりのない対話」という作品を撮影したこともあった。(あのフイルムはどこにいったのか、)

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作品の特徴は肌でやっと感じられる位の自然の微風で、大きな鉄や、ステンレスの作品が変化をしながら以外な動きをしたり、ダイナミックな動きになったりするところである。目に直接見えない繊細な風の動きを、彫刻を通じて感じ取ることができる。

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その動きは自然にとけ込んでいる。

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繊細な動きをする彫刻は空力学の知識の裏付けがあり、計算されたものである。繊細な部分と強風でも壊れない力強さを併せ持ち、発想の豊かさと完成度の高さを感じ取れる作品だ。

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作品は 新宮晋の「作品を通して地球は楽しい星だと感じ取ってほしい」という思いが込められている。

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